2013/08/31

国立科学博物館附属自然教育園に行ってきました

国立科学博物館附属自然教育園に、2013年7月23日に行ってきました。

国立科学博物館附属自然教育園は、JR目黒駅から徒歩7分と、決して郊外ではないのですが、行ってみたら、まさに、都会の森と呼ぶにふさわしい場所でした。さっそく写真でそのときの様子を記していきたいと思います。

入園料は300円、入園の際にはこのようなタグというかリボンを渡されます。
国立科学博物館附属自然教育園 人数制限用タグ
園内保護のために、人数制限をかけているとのことで、人数の把握のためだとのこと。

こちらは教育管理棟。入園するには、この建物を通ります。トイレや自動販売機、ミュージアムショップや展示などがあり、快適な空間になっています。
国立科学博物館附属自然教育園 教育管理棟

教育管理棟を抜け、森の入り口を見ると、
国立科学博物館附属自然教育園 教育管理棟から森の入り口
正面に小さく見える看板のところには、このような印刷物が。
国立科学博物館附属自然教育園 見ごろ情報
園内の地図にもなるので、ぜひ持って行ってください。

園内はこんな様子。まさに森です。
国立科学博物館附属自然教育園 園内の様子

樹木だけではなく、低木や、
国立科学博物館附属自然教育園 やつで
木々の間に咲くかわいい花、
国立科学博物館附属自然教育園 森の中の小さな花
またきれいなお花、
国立科学博物館附属自然教育園 かわいい花
など、いろいろな植物も見ることができます。
この日は平日ということもあり、園内は、都会にあるとは思えない静かさです。ビデオでどうぞ。

国立科学博物館附属自然教育園 園内を歩く from Hilo on Vimeo.

ところで、この国立科学博物館附属自然教育園では、森の状態を自然の状態にしておく、という方針があるそうで、そのため、例えば、朽ちた樹木や、
国立科学博物館附属自然教育園 朽ちた樹木
道にかかる樹木、
国立科学博物館附属自然教育園 道にかかる樹木
のような、いわゆる庭園のようなところでは見られないような、生き生きとした植物の様子を見ることができます。
これはまるでアーチのような、美しい樹木。
国立科学博物館附属自然教育園 樹木のアーチのよう

さて、15時30分あたりには、外に出られないような豪雨に。

国立科学博物館附属自然教育園 豪雨の森 from Hilo on Vimeo.


あとで知ったのですが、目黒川に氾濫警戒情報が出るほどの豪雨だったようです。
目黒・世田谷で約100ミリの豪雨 一時、目黒川に氾濫警戒情報も (ウェザーマップ) - Yahoo!ニュース

16時30分ころには豪雨も上がりました。豪雨の後の森のきらきらした様子。
国立科学博物館附属自然教育園 豪雨の後の森

きれいな花やめずらしい植物があるわけではないですが、森の状態を自然の状態にしておく、という方針によって、生き生きとした、ところどころでは荒々しいともいえる自然の姿が、しかも目黒駅近くで見られるのです。
ちなみに、森の状態を自然の状態にしておく、とはいえ、虫や動物が寄ってくるといったことはなかったです。
あまり知られていないとは思いますが、ぜひおすすめします。

2013/08/03

小石川植物園に行ってきました

さる2013年7月14日、小石川植物園に行ってきました。

小石川植物園は、東京大学大学院理学系研究科の附属施設であります。
小石川植物園
最寄り駅は、東京メトロ丸ノ内線・茗荷谷駅、あるいは都営三田線・白山駅。わたしは茗荷谷駅から行きましたが、そこそこ歩きました。公式サイトによると徒歩15分とのこと。茗荷谷駅から行く場合、初めにたどり着くのは裏門で、そこから、植物園に沿って正門まで行かなくてはなりません。

入場券はなぜか向かいのたばこ屋さんで買います。正門の柱はこんな感じ。
小石川植物園

植物園、ということで、高木、低木、他さまざまな植物が植えられています。例えばこんな風景。主に樹木だけでもこんなにいろいろな植物が。見たことのないようなのもいっぱい。
小石川植物園

歴史的な植物もありました。これは「メンデルの葡萄」。遺伝の「メンデルの法則」で有名な、メンデル氏が実験に用いた葡萄が株分けされたものだそうです。
小石川植物園
こちらは「ニュートンのリンゴ」。あの万有引力でおなじみのニュートンが、リンゴの実が木から落ちたのを見て、万有引力の法則を見つけた、という話がありますが、これはそのニュートンの生まれた家にあったリンゴの木が株分けされたものだそうです。
小石川植物園

こちらは「薬園保存園」に植えられていた、ジギタリス。強心剤として有名です。
小石川植物園
「薬園保存園」にはこの他にもたくさんの薬草が植えられています。徳川幕府の薬園だったことを記念して作られているということで、わたしがアロマテラピーで知っているような西洋のハーブはありませんでした。日本のものがほとんどなのかな、と思います。

そして、すごかったのがこの公開温室。
小石川植物園
小笠原諸島にしか見られないような珍しい植物などを展示していて、食虫植物でおなじみのウツボカズラをはじめ、奇妙な姿かたちの植物がたくさん見られるのです。
貴重なものばかりのようですし、撮影していいか分からなかったので、
植物多様性の保全 - 小石川植物園
に写真が一部載っているので、ぜひ見てみてください。

それにしても、見学者もあまりいなくて、静かに過ごすことができました。「薬園保存園」の近くには売店があって、そこでくつろいでいる人もいました。それから、カメラを持っている人もよく見ました。
旧小石川養生所の井戸の近くの林でのビデオ。静けさをぜひ感じてください。

小石川植物園 旧小石川養生所の井戸付近 from Hilo on Vimeo.


とはいえ、どうやらソメイヨシノも多いようで、隠れたお花見スポットとして、その時期にはにぎわうのかもしれません。

さて、見学を終わりにして、正門の方に戻っていくと、ヒマラヤ杉を見つけました。
小石川植物園

わたしが見たのは全体の半分くらいだったようなのですが、残念ながらわたしが関心があるアロマテラピーに利用するような植物を見ることはできませんでした。
ただ、この他にもいろいろな植物が見られるし、売店もあったりして、気軽に楽しめる雰囲気なので、ぜひ訪れてみてはどうでしょうか。